ハーレー豆知識③

◆ショベル◆
「ナックル」や「パン」に比べ
今でも多くの人に愛用されているエンジン…
それが写真の「ショベル」
ヘッドです。
写真は兄貴と同じ…(?)
アーリーショベル(前期型)です。
後期型はCAROLさんのコーンショベルです。
左馬には両方あるので見くらべてみてください。
何故「ショベル」と呼ばれるかと言いますと
ロッカーアームのカバーが「ショベル」に似ているところからそう呼ばれています。(写真参照)
今回はこの「ショベル」ヘッドをご紹介しましょう。
ハーレー OHVの第3世代にあたる「ショベル」
誕生したのは1957年らしい…
なんとこの頃はスポーツスターのエンジンとして
搭載されていたらしいです…知らなかった〜
ビッグツインはスポーツスターに遅れること9年
1966年に誕生しました…
(ショベルは私と同い年)
この頃モーターサイクル界に大変動が起こっていた時期で…
日本のモーターサイクル
(ホンダ等)が安価で高性能なバイクを製造販売し
ハーレーをはじめ海外メーカーは大苦戦に陥ってたそうです。
ハーレーを象徴するツアラーカテゴリーも日本の高性能で安価なツアラーに押されていた為
その窮地を打開すべく
当時スポーツスターで成功していた
「ショベル」をビッグツインに搭載し
日本車の攻勢を凌ぎ切ろうと決断したわけです。
また「パン」の頃より徐々にボディが肥大化傾向にあり
ビッグツインへの
「ショベル」搭載は
この肥大化するボディに
適合するパワーを与える事も目的として開発されました。
シリンダーからクランクケースが大幅に改良され
電装系も現行車と同様の
電圧の 12Vに変更され
エンジン出力も「パン」より5psアップ
パン…50ps
ショベル…55ps
ショベル高圧縮…60ps
しかし日本車に対抗して改良された「ショベル」も
エンジンの振動・オイル漏れ・オーバーヒートなどの
根本的なトラブルは改善されず…
その為に販売台数は下降
1960年後半には経営危機を招き
1969年に AMF社に買収されてしまいます。
この買収でハーレーの創立者一族の多くが経営から退きました。
(この頃のタンクには AMF社のロゴが…)
しかし残った人の中に救世主とも言える人物がいました。
その人物こそウィリー・G・ダビッドソン
創設者の1人オールド・ビル・ダビッドソンの孫に当たる人です。
彼は当時大半を占めていた裕福なユーザーとは別の
たった「1%」といわれる
“カスタムしてハーレーに乗るライダー”に注目します。
また既存モデルを流用した車輌開発にも興味を持ち
1971年にFX1200スーパーグライドを誕生させます。
FL系のビッグツインエンジンとフレームに
XL系(スポーツスター)のフロントフォークを装着するスポーツモデル
この「FX」はメーカー初の
ファクトリーカスタムであることの象徴らしいです。
この「FX」は当時主力車種であった
FLHに次ぐ生産台数を誇り新しいカテゴリーを確立
更にウィリー・Gは次々にヒット車輌を誕生させます。
ローライダーや
ファットボーイなどです。
「FX」の開発で成功を得た
ハーレーですが…
当時のアメリカ政府の安全向上の規制により
車輌重量が増加傾向へ
そこで1978年に
FLHエレクトラグライドに
1340ccエンジンを搭載…
この1340ccの FLHデビューの翌年よりニューモデルラッシュ
1969年買収時の
販売台数15,000台程度から
50,000台を超える勢いになり
1981年 AMFから買戻しに成功したそうな…
よかった・よかった…
これが「ショベル」ストーリーです…
[余談]
AMFの社長はハーレーの
大ファンであったからこそ買収したらしいです…
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コメント
長文ありがとうございます。
乱れた生活が続きコメントが遅くなりました!
投稿 ハーレー思案中 | 2008年2月18日 (月) 09時56分
後…2回は続編を書くつもりでおります!
「エボ」と「ツインカム」…
やはり1番身近なエンジンなので…
皆様もう少しご辛抱を〜
投稿 知ったかくん | 2008年2月18日 (月) 12時50分